石川県のアマ最強を決める「第47期北國アマ囲碁名人戦挑戦手合三番勝負」が11/2(木)~11/4(土)まで金沢市の北國新聞会館で行われます。
関西棋院の滝口政季九段が立会人となり、記録係も付き後日北國新聞に観戦記が掲載されます。1976(昭和51)年に始まったこの大会は、プロの棋戦さながらの対局を体験できる石川県での唯一の大会になります。
過去の北國アマ名人戦の成績はこちら↓
6月の1次予選、9月の2次予選を経て挑戦者を決めます。予選決勝ではシード選手の瀬川学さんに勝たれた西村健太さんが挑戦権を獲得されました(2回目)。
西村健太さんは高林恭平先生の「白山クラブ」に通い子どものころから石川県内のほとんどの大会に参加し着々と実力をつけ、小学4年生では全国少年少女大会団体戦3位入賞、中学2年でも全国少年少女大会団体戦4位入賞など好成績を残されてきました✨
対する鈴木紀之名人もなかなかの経歴の持ち主。東京で生まれ育った鈴木名人も菊池康郎氏の「緑星学園」に通い、一時期プロを目指したこともあったそう。高校1年生、3年生の時に全国高校囲碁選手権大会優勝をされています✨
そんな全国レベルのお二人の対局。対局前に対策や意気込みを聞いてみました。
「バテないように、睡眠をしっかりと確保しました!全力を出して頑張ります。」
お二人とも同じことをおっしゃってました。なんせこの挑戦手合持ち時間が1時間30分(秒読み60秒)なんです!確かに・・バテますね。。ちなみに立会人の滝口九段と記録係もほぼ同じ時間座っています。。
また、この特別室には関係者・親族のみ真横のソファー席で観戦することができます。
1局目では西村さんのおじい様が応援にこられていました。(西村さんが年長の時にこのおじい様の棋譜並べをする姿を見て囲碁に興味を持たれたそうです(^^))
さて、対局前は和やかな雰囲気でしたが、5分前になり空気が一変。シーンと張りつめた空気の中、滝口九段の挨拶で対局が始まりました。
石音と空調のみが響く対局室。
この緊張感の中、周りに見守られ打ち進める対局者。互いに2回目のこの大舞台。遺憾なく実力を発揮して欲しいです。
【続く】